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[平成17年度]各会計決算及び各基金の運用状況審査意見書歳入予算の概要

2007年4月20日、掲載

監査委員事務局(0259-63-3112)

本ページの目次

一般会計

歳入総額500億7,268万3千円、歳出総額488億9,428万1千円で、形式収支及び実質収支とも黒字決算となっている。

歳入面における額の大きいものをあげると地方交付税、市債、市税、県支出金、国庫支出金などである。

自主財源は124億4,495万2千円で、歳入全体に占める割合は24.9%である。市にとって歳入の根幹をなす市税は56億6,856万8千円で歳入割合は11.3%となっている。市税の徴収率は92.5%で昨年より0.6ポイント減少しており、収入未済額は4億4,858万4千円である。また、不納欠損額は1,359万1千円で市税の0.2%にのぼっている。

収入未済額を前年度と比較すると率で15.5%、6,023万8千円の増となっている。

なお、市税のほかにも自主財源の収入未済額は3,306万6千円となっており、自主財源の安定的な確保と市民の税負担等の公平性の堅持という観点からも、普段から未納の防止と滞納の整理に努力されたい。

歳出の目的別内訳の主なものは民生費18.4%、総務費16.7%、公債費15.1%、土木費10.9%、教育費10.3%、衛生費9.8%、農林水産業費8.3%となっている。また、性質別内訳の主なものは、人件費21.0%、普通建設事業費17.6%、公債費15.3%、物件費14.9%、繰出金9.3%の順となっている。

グラフ画像:「市税の収入未済額及び徴収率の推移」と「その他自主財源の収入未済額及び収納率の推移」

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特別会計

佐渡市の13特別会計の歳入総額は311億5,901万4千円、歳出総額302億5,059万9千円で形式収支及び実質収支とも黒字決算であるが、前年度の実質収支を差引いた単年度収支と、積立金等を加味した実質単年度収支は赤字決算となっている。

国民健康保険特別会計における保険税(料)の収入済額は15億7,807万7千円で収納率は88.1%、歳入総額に占める割合は23.0%である。収入未済額は1億9,925万8千円、不納欠損額は1,373万1千円となっている。その他の収入未済額は2万円である。

介護保険特別会計における保険料の収入済額は6億6,509万2千円、収納率は98.9%で、歳入総額に占める割合は12.5%である。収入未済額は660万3千円、不納欠損額は95万8千円となっている。

グラフ画像:「国民健康保険税(料)の収入未済額と収納率の推移」と「介護保険料の収入未済額と収納率の推移」

簡易水道特別会計における使用料及び手数料の収入済額は4億4,639万8千円で収納率は99.2%、歳入総額に占める割合は18.2%である。収入未済額は337万8千円で、調定額に対する割合は0.8%となっている。

下水道特別会計における分担金及び負担金、使用料及び手数料を合わせた収入済額は6億7,185万4千円で収納率は96.5%、歳入総額に占める割合は9.9%である。収入未済額は2,409万5千円で、調定額に対する割合は3.5%となっている。

なお、下水道特別会計への一般会計からの繰入金は18億7,561万8千円と、歳入全体に占める割合は27.8%となっている。

その他、老人保健特別会計における諸収入の収入未済額は12万8千円となっている。

以上、5特別会計の収入未済額を合わせると2億3,348万2千円となっており、前年度と比較すると1,145万9千円の増となっている。

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契約事務の状況について

契約事務の執行は行政事務の全般につながる重要な事務と位置づけ、決算審査に合わせて実施した。

審査対象は50万円以上の契約で、本庁課長・支所長決裁に相当する事案で、対象工事請負契約909件のうち51件、対象委託契約732件のうち77件、対象物品購入契約70件のうち24件の計152件を審査した。

結果、佐渡市財務規則・佐渡市文書規程に適合しない事務処理及び単純な事務処理ミスが見受けられた。その都度担当者には指導したが、早急に事務の改善を望むものである。

なお、審査結果の主な内容は以下のとおりであった。

  1. 予算執行伺が作成されずに事務執行しているものが見受けられた。
  2. 文書収受事務の不適正なものが見受けられた。
  3. 文書の訂正に伴う事務処理に不適正なものが見受けられた。
  4. 検査調書が作成されていないものが見受けられた。
  5. その他、単純な事務処理の不適正なものが見受けられた。

グラフ画像:「簡易水道会計における使用料及び手数料の収入未済額及び収納率の推移」と「下水道会計における分担金及び負担金、使用料及び手数料の収入未済額及び収納率の推移」

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むすび

景気回復が進んでいるとはいえ光と影が言われる中、離島である佐渡市の財政はきわめて厳しい状況が続いている。

一般会計及び特別会計の歳入総額は812億3,169万7千円となっているが、市税56億6,856万8千円に対し4億4,858万4千円の収入未済額があり、さらにその他の自主財源及び特別会計の収入未済額を合わせると7億1,513万3千円となり、前年度と比較すると6,743万9千円、10.4%増加しており、歳入総額に占める割合は0.9%になっている。

この実態を真剣に受け止め、自主財源確保のため、税、使用料及び負担金等の収入未済額の解消には、徴収担当課任せでなく、事業担当課も一緒になり最善の努力をされたい。

下水道事業は建設段階であるが、歳入総額に占める自主財源の割合が9.9%ときわめて低い状況であり、また、水洗化率は45.7%となっている。さらなる普及啓蒙を図り、水洗化率の向上に努力されたい。

一般会計の翌年度への繰越額は18億3,632万円と、前年度対比で約2億1,928万円増となっており、また、特別会計の翌年度への繰越額は14億4,566万円と、前年度対比で約3,914万円の増となっている。年度内における予算の計画的かつ効率的執行に努め、翌年度への繰越額の削減に努力されたい。

また、契約事務において事務処理の不適切な状況が見受けられ、条例・規則等にのっとった事務処理がおろそかになっているように思われる。関係法令をもう一度確認し、適正な事務事業の執行に努力されたい。

財産の把握管理が充分とはいえない状況が見受けられた。適正な管理保全と有効活用を更に望むものであり、かつ、新市への合併並びに小中学校の統廃合により不要となった動、不動産及び備品等が多く見受けられる。これらについても早急に確認整理作業を実施し、適切な処置を講ずることを望むものである。

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