4月1日(水曜日)から4月7日(火曜日)までの7日間「ひとつずつ いいね!で確認 火の用心」を統一標語として、県内一斉に春の火災予防運動を実施します。火災のない佐渡市となるよう、ご協力をお願いします。
出火原因上位「枯れ草焼き」

佐渡市の2019年の出火原因上位は、枯れ草焼き等の火入れでした。
春先は空気が乾燥しているため、火は少し風にあおられるだけで、すぐ燃え広がってしまいます。特に、乾燥注意報や強風注意報が発表されている時の火入れは極めて危険です。実際に、枯れ草焼きの火が建物に燃え移った事例もあります。
佐渡市では野焼きやゴミ焼きは原則禁止されていますので、火入れ行為はしないようお願いします。
電気火災が増えています

トラッキング現象による出火(佐渡市でも発生しています)
佐渡市では、近年電気器具や電気配線などから出火する電気火災が増えています。
電気コードが家具の下敷きになって半断線状態になったり、テーブルタップの許容電流を超えたタコ足配線にしていると、コードが熱を帯び、最悪の場合、被覆が溶けショートし出火する可能性があります。コンセントプラグもほこりがたまっていると、トラッキング現象により出火する可能性があります。
家電や家具の裏に隠れてしまいがちなコンセントなどは定期的に掃除し、コード類に傷みや異常な発熱はないかどうかを確認してください。最近では、トラッキング防止機能付きのコンセントやテーブルタップが販売されていますので、買い替えの際は、そういったものを選ぶとより安全です。
住宅用火災警報器を設置し、定期的に点検しましょう
2011年6月1日から、すべての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。
古くなった住宅用火災警報器は、電子部品の寿命や電池切れなどで作動しなくなることがあるため、設置してから10年を目安に本体の交換をおすすめします。ボタンを押しても紐を引っ張っても音が鳴らない場合は、電池切れか故障ですので、購入先へお問い合わせください。まだ設置していない場合は、早急に設置してください。
また、今後新しく住宅用火災警報器を設置・交換する際は、連動型住宅用火災警報器をおすすめします。"連動型" とは、火災を感知した住宅用火災警報器だけでなく、他の部屋に設置してあるすべての住宅用火災警報器が警報を発する方式です。別の部屋にいても火災の発生をすぐに知ることができます。早期に火災を発見できた場合は、初期消火を行える可能性があります。最近では、一般住宅で使いやすいように開発された住宅用の消火器が販売されています。
住宅用火災警報器の設置・交換に併せて消火器の設置もお願いします。