昨年7月の集中豪雨後、県内では岩かき等を原因食品とした腸炎ビブリオ食中毒が多発しました。先月の豪雨後においても同様な食中毒の発生が懸念されるため、このほど新潟県は「食中毒予防注意報」を発令しました。
腸炎ビブリオとは?
- 沿岸海域の泥の中に生息する細菌で、海水温が20度以上になると、急激に増殖して魚介類に付着します。
- 豪雨等により増水した河川水が一気に流れ、海域が濁った時に、大量の腸炎ビブリオが海水中に発生するという報告があります。
- 県内では、魚介類を原因とした食中毒が夏場に発生しています。特に、刺身・生の岩かき・ゆで蟹等にご注意ください。
食中毒予防の方法
買い物と持ち帰り
- 魚介類を買うときは、お店から氷をもらうなどして保冷し、帰宅後はすみやかに冷蔵庫へ(4度以下)。そして早めに食べましょう。
- かきを生で食べたいときは、必ず「生食用」と表示のあるものを選びましょう。
- 会席料理の自宅への持ち帰りは避けましょう。
- 仕出し料理等はできるだけ早めに食べましょう。(提供後2時間以内がめやす)
調理編
- 調理前や魚介類に触れた後は、よく手を洗いましょう。(トイレの後も必ず手を洗ってください)
- まな板・包丁・ふきん等の調理用具は、用途別に使い分けること。使い分けができない場合は、食材が変わるつど必ず洗浄殺菌をしましょう。
- 魚はエラと内臓を除去し、腹の中なども水道水で充分洗いましょう。生かきなども水道水でよく洗ってください。
- 加熱できる食品は、中心部まで充分加熱しましょう。
- 調理後はすみやかに食べましょう。
お問合せ先:佐渡保健所生活衛生課
電話:74-3399・FAX:74-4563
詳しくは新潟県ホームページ内の食中毒予防注意報をご覧ください。