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高校生と市長の対話集会を開催しました

2015年9月24日、掲載

総合政策課 広報広聴係(0259-63-3802)

人口減少対策は佐渡市の大きな課題となっています。そこで、課題解決の糸口を探るため、佐渡の将来を担う高校生と市長の対話集会を開催しました。その内容をご報告します。

日時
2015年8月3日(月曜日)、15時〜16時30分
会場
佐渡市役所 大会議室
参加校
相川高等学校、佐渡高等学校、佐渡総合高等学校、佐渡中等教育学校、羽茂高等学校(50音順)
市役所参加者
市長、教育長、総合政策課長、学校教育課長、社会教育課長、産業振興課課長補佐、広報戦略官

集会の要旨

市長挨拶

佐渡で1番問題になっていることはなんだと思いますか? 1番大きな問題は人口減少です。新聞やテレビとかで「地方創生」と聞いたことがあると思いますが、佐渡市もその佐渡版を作りました。

長期的に見ると佐渡を担うのは皆さんですから、今日は今から皆さんの考えを入れておく、投資をしておくと言うことです。短期的な佐渡の活性化を考えると、海外への展開が進む中で企業誘致はできない。では何をするかというと、佐渡でとれる物、一次産業に付加価値を付ける。そして減っていく人口を経済活動で補うためにお客様を呼んでくる。今、観光客が1万人増えると70人くらいの雇用が生まれる。そのために、金銀山やジアス、ジオパークがある、文化や芸能があるのでPRして観光振興につなげる。今日はこういった点について皆さんの考えを聞きたい。

また、地方創生では、以前と違い計画に基づいてお金を国からとってこなければならない。市役所の職員だけでものを考えてもダメなので、「佐渡の皆さんがこう言っている、だから取り組みたい」という形ですすめたいので、意見を聞かせてもらいたい。

最後に、佐渡には良い物がいっぱいある。しかし、そのすばらしさを伝えてもらえないとダメです。皆さんからも都会の親戚の方などに佐渡のものはいいよと喋っていただきたい。PRは大事ですので一生懸命やっていきたい。

高校生から市長への質問

質問(佐渡高等学校)

事前にアンケートをとり、佐渡が住みやすい356人、住みにくい80人、佐渡に将来住みたい196人、住みたくない217人となりました。他にも意見などがあったので、高校生の目から考える人口増加と人口減少を防ぐ方法をテーマにまとめてきました。

子どもへの佐渡の魅力の見いだし方の提案です。私たちは佐渡について総合学習等で学びましたが、インターネットや本を使うだけの学習で、深いところまで探れなかったように思う。地元の人の話を聞いたり、資料館での学習ができると、地元への意識が高まり、佐渡へ戻ってくる人が増えるのではないかと考えている。

回答(市長)

そのとおりだと思っている。例えば、私が各地へ営業に行くと佐渡おけさを踊ろうと言われる。私たちは習ったけども、今はほとんどの人が踊れない。また、素晴らしいものが佐渡にはあるけどもそれを知らない。佐渡にいてそういう勉強をする機会がない。

そこで、キャリア教育をすすめ佐渡にいる間に本当の佐渡の良さを勉強してもらう、もうひとつは、「佐渡に企業がない」とおっしゃる方がいる。確かに大企業はないし、中小企業の小企業ではあるが、電機などの製造業や、建設業、食品産業や旅館・ホテルもある。そこがどんな内容をやっているのかについても皆さんに知ってもらいたい。

そして、佐渡での求人については求人の半分しか応募がないミスマッチの状況です。佐渡にこういう素晴らしい会社がある、こういう業種もある、そこに皆さんの力を入れてもらいたい。

また、総合教育会議を開くことになったが、3つの目標がある。一つ目は、佐渡に残って起業する方を育てる、二つ目は、いったんは島の外に出て勉強やお勤めをして力を付けた人が佐渡へ帰ってくる、三つ目は、一生懸命勉強して島から出ていていいけども側面から佐渡を愛してもらう。これをキャリア教育の中でがんばっていこうと思っている。

追加質問

具体的なキャリア教育とは?

回答(市長)

1つは佐渡学、金銀山やジオパーク・ジアス、それを皆さんで佐渡博物館へ行って体験して勉強してもらう。

もう1つは、保育園から高校生まで地元の人と一緒になって何かの活動をしてもらいたい。

3つ目は、職業体験です。佐渡の会社の社長さん達からうちの会社はこんな事をやっているので、皆さんの力を貸してもらいたいというようなことをやっていきたい。

さらに皆さんにお願いしたいのは、海外へ勉強に行く機会があると思うけども、帰ってきたら、外国からのお客様がどんどん入ってくる時に対応する通訳をボランティアでやってもらいたい。そうすると語学も覚えるし、地域のことも全部覚えるので、そういう支援を今やっています。

また、キャリア教育をやってすぐにということはないけども、佐渡は日本の縮図といわれていて、様々な文化がある、東京藝術大学の宮田学長も佐渡出身、坂東玉三郎さんも佐渡に来ている、こういった佐渡には素晴らしいものがあるというのを皆さんから発信してもらいたい。

補足(産業振興課)

(就業体験・インターンシップのパンフレットを使いながら説明)

質問(羽茂高等学校)

海外留学の後に通訳という話がありました。それ以上に外国の方が佐渡に来たいと思ってもらえるようにwebサイトに外国語の説明があるといいと思いました。

回答(市長)

今、市でどうしてもやりたいことがある。1つは皆さんの協力を得ながら、お客さまから佐渡に来ていただくためにトイレをウォシュレットにしていきたい。

もう一つは、通訳、さらに看板とかポスターに英語や韓国語・中国語を作りたい。そこに皆さんの知恵を出してもらいたい。

補足(広報戦略官)

観光協会のホームページでは外国語で読めるようになっています。

質問(佐渡中等教育学校)

中等代表ということで、高校1・2年生にあたる中等の4・5年生に人口減少の対策について、自分自身にとって佐渡がどうあってほしいか、佐渡の未来像についてアンケートを取ってきました。

まず、人口減少対策について。「仕事や産業の活性化」と、「いったん佐渡を出てもいつでも帰ってこられる環境を作ること」、または「島外の人や外国の人が移住できる環境を作ること」です。

次に、自分自身にとって佐渡がどうあってほしいか。「今のまま自然が豊かで誰もが住みやすい環境」、「いつでも帰ってこられる大切な故郷」、「佐渡出身であることに誇りが持てる、自慢ができる場所」、「世界遺産に登録され、世界中に知られる島」です。また金山やトキの他にも佐渡に魅力はあるのでそこをアピールしてほしいという意見がありました。

そして、今後の佐渡の未来像について。「少子高齢化や人口が減る」、「店舗や施設がどんどん衰退していく」というネガティブな意見もありましたが、それに対して「今よりも自然豊かになる」、「人口が増えて今よりも活気づく」というポジティブな意見やそういうことを願う声も多くありました。

その他、自由意見として次のものがあります。「不要なものを作らず、もっと別のところでお金を使ってほしい」、具体例として両津図書館をもっと大きくしてほしい。「海岸清掃に力を入れてほしい」

次に、「世界遺産に関連した施設やお店に力を入れてほしい」。たとえば、世界遺産登録の問題点としてあげられている資産の保存や、金山などの周りにお客さんが食事できるところや、休憩できる場所を増やしたほうが、また来ようと思ってもらえると思います。あと、イベントなどについては先月開催されたライブイベントの「佐渡へ行こう!」というイベントがとても盛り上がったので、またやってほしいという意見や、アース・セレブレーションにも力を入れてほしいという意見がありました。

回答(市長)

佐渡のすばらしさを住んでいる皆さんが1番自慢できるのはトキです。0になったトキが300羽いるというのはトキが育つ環境になってきたと言うことです。

もう一つ、里山・里海という言葉があります。山からきれいな水が流れることによって海はきれいになって、魚とかそういうものが育つ。だから里山・里海というのは一緒になってやらなければならない。これはジアスという点で進めています。

それから、世界遺産ですがちょっと他のものとは違う。つまり新しい技術が出てくると前のものは捨ててしまう、歴史としては残っているかもしれないけれども、今そこに残っているのは新しい機械・施設しか残らない。これが世の中の世界遺産。ところが、佐渡は本当の最初から今の近代的なものが全部残っているのです。これがすばらしいと思います。世界にないです。

ところがひとつ問題があるのは、今のものは壊れないけれども、昔のものをどうやってこれから保存するかということです。

それからもうひとつは町並みの整備です。まだ世界遺産に登録されていないものだから、お客さんも行きません。登録されればお客さんが行くようになる。行くようになったらわれわれも一緒にやりますが、商工会が中心になって、そこにラーメン屋をつくればいい、そば屋をつくればいい、たまには飲み屋をつくるという形で町が繁盛するわけですね。それはお互いに互恵関係でできるので、これは必ずやりますが、まずわれわれがやらなければいけないのは、お客さんが来た時に説明するガイダンス施設を作る。

相川でもう一つ考えているのは、相川支所の隣に広いロータリーを配しました。そこにまず車を停め、金山まで歩いてもらう、あるいは町中にバスを走らせる。お客さんは町の中を通るので食事の場所や休憩もする。地元の商工会からもがんばってもらうのでその辺りをやっていきたい。

それから、話の出た「佐渡へ行こう!」あれはすばらしいですよ。また、皆さんは若いからお酒はダメですけども、「酒の陣」というのもやります。アースセレブレーションも続けています。ただ、これを全部行政がやれと言われるとパンクするので、皆さんと手分けして地方創生を実現したい。例えば、真野の海岸でビーチ運動会を開きました。その時に子ども達も含めて海岸清掃を皆で行いました。皆で生まれ育った佐渡を何とかしよう、頑張っていこうという気持ちが土台にないとなかなかすすまないので、皆さんからもその気持ちを持ってもらいたい。

図書館については、大きな図書館にはなかなかできない、けれども、本の数は増やしますし、司書も置きます。中身が立派というものにしていきたい。

佐渡に移住される方、以前は比較的年齢層が高い方が多かったが、最近は若い方に変わってきていて、今は移住の段階で住む場所をどう整備するかをすすめる。ここからは皆さんと一緒になって定住、そして永住へ結びつけることが施策だと思っている。永住で一番大事なのは周囲の人です。ニコニコしてずっとここに居てくださいと言うことが必要です。最初の印象は大きいですから、皆で頑張ってやりましょう。

質問(佐渡総合高等学校)

私は佐渡の地域のつながりがすごくすてきだと思っています。そういったことを都会から移住してきた人に味わってもらえるようなアットホームなまちづくりも良いと思いますし、観光客を増やすと言うことについては、外国人もいいですが、ユニバーサルデザインも大切にして、体が少し弱いといった人たちにも気遣った施設づくりとかが大切だと思いました。

また、佐渡は美しい自然を保ってほしいと思います。自然を目的とした観光客の方もたくさんいらっしゃると思うので、海岸清掃などのボランティア活動にも多く取り組んでほしいと思います。

回答(市長)

まず、お礼を申し上げます。二つ亀のカンゾウは皆さん方の学校で苗を育てていただいて、それを持っていって補植しています。だからご覧になる皆さんが喜んでいる。本当に皆さんに感謝しています。

それから、ユニバーサルデザインについて、これは当然です。2020年の東京オリンピック、その時に佐渡は練習の場所を提供するホストシティとして申請することにしました。その時は、パラリンピックもありますので、ぜひ取り組みたいと思っています。私は、高齢者とか障害者ということはその人の特徴だと思っています。その特徴を生かしてもらえるような条件整備をしていくのが我々の仕事だと思っています。

次に、ボランティアですが、海岸清掃もなかなか大変なので、シルバー人材センターをお願いしたり、支所・サービスセンターの職員が時々まわったりしてなんとかやっています。拾ってもまたすぐ捨てられてイタチごっこみたいになるのですが、あまり頭にこないように頑張るしかないと思っている。生まれ育った佐渡はきれいな島、素晴らしい島で残していこうという気持ちがあれば続けられると思っている。

質問(相川高等学校)

相川高校でもアンケートをとりました。佐渡にいて不自由だと思うことに、「島内での移動手段」や「島外への移動手段」、「船の料金が高い」というものがありました。観光客や帰省する人のためにも料金が安くできると良いと思います。

回答(市長)

日本には離島がいっぱいあって、それぞれの首長が集まって離島振興協議会を作っています。先日も太田国土交通大臣が佐渡に来ていただいたり、いろんなところで要望をしています。その時に毎回同じように、「本土の市町村と競争させてください、競争ができる同じ条件を作ってください」と言っている。

われわれは新潟に比べると絶対に不利です。ガソリンの料金も1リットル10円の補助をやっても新潟よりも10円高い。それから船賃が余計にかかる。だから、佐渡の土俵は小さくてすぐに押し出される。

もうひとつ、国会で法律が通っていませんけども、国境についてはなんとか国が頑張って面倒を見なければならないという法律で、佐渡も国境離島に入っています。その時にどういうものがあるかというと、まずは船賃をJR並の料金にしてくださいと申し上げています。佐渡汽船の島発往復切符があります。これでずいぶん安くなっていますが、まだJR並になっていません。それをこの法律の中でやるとなると、今まで市と県が一緒になって補助をしてきた分は、国が出すので市や県が出さなくても良くなる。ではそのお金をどうするのかというと、本土から佐渡へ来る人のために使えるようになる。ぜひ取り組んでいきたい。

それから、もう一つの移動手段ですけども一生懸命2,000メートルの飛行場を作ろうと頑張っています。地権者の方の同意を得てから、実際に2,000メートルの飛行場ができるのに最短でも7年かかります。一方で890メートルの空港が現実にあるので、これを上手く使う方法がないか、経営は大変だけども一生懸命航空会社を探しています。まず佐渡〜新潟を飛ばす、そして、新潟経由で富山とか能登とか茨城につなぐということも県と一緒に協議しています。先ほど申し上げた2020年のオリンピックの際、佐渡へ誘致するのは不可能だと思っていました。東京から佐渡まで乗り換えを含めて4時間かかります。ところが、外国へ行くと飛行機で4時間・5時間の移動というのはいくらでもあって、4時間というのは短い方だそうです。われわれも小さな島の中で考えるのではなく国際的なグローバルな考え方でお客様をお呼びする。多少ハードの部分で弱いところがあってもカバーできるところがあると思うので、空港は一生懸命努力していきます。

もう一つは、限られたこの地形の中で速く、楽に、楽しく移動していただけるか、両津や小木と金山を結ぶチャーターバスという形で努力していきたい。

また、観光客ではなくお年寄りの方々に対しバスをどういうふうにまわすのか、料金をさげるのかといった事をやっていきたい。

その他の質問

質問(佐渡高等学校)

佐渡市をはじめ、多くの自治体が若者の流出防止や移住を促進していると思いますが、若者の大都市に行きたいという気持ちを変えるのはなかなか難しいと思います。逆に高齢者に焦点を当てるべきで、定年を迎えたら自然豊かなところで余生を送りたいと思っている人は居ると思う。その人達のために、住民税の減税や家の提供といったことはどうでしょうか? その移住者のお子さんやお孫さんが佐渡に来て、さらに友達とかに伝えることで観光の発展や人口増につながると思います。

回答(市長)

2つの点について、最近は学校を出て就職しても職を変える。それが7年、5年、3年、最近では1年くらいといわれている。自分はそこが嫌だということで辞める。辞めたときに、佐渡はどうだろうか、こういう職場があるよといった情報提供をインターネット上でやりたい。また、若者の場合は、起業する人が増えている。起業のための支援策は協力に作っていきたい。

高齢者について、高齢福祉施設に入る人を連れてくるのは、医療費ばかりかかってしまうので難しい。そこで、定年退職したら佐渡に住んでもらうということを始めました。東京都の荒川区の区長さんと話をしていて、荒川区では人口が増えていて介護の施設が不足、待機児童も多い、そこで定年の方を佐渡へ来てもらって、具合が悪くなったら施設に入ってもらう。一定のお金はかかるけれども、佐渡市と荒川区が分担しようということです。先ほど言われたように、たまには子どもも来るだろう、佐渡に住んでもらうことも可能かと思っています。

だけども、これをやっても人口が増えるとはちょっと考えにくい。そこで、健康なお年寄りになっていただく。それには体を使う、話をするといったことが必要です。そのために1番いいのは農業や漁業です。せっかく作ったものは、佐渡市が買い取りましょうということをしています。一生懸命体を使うものだから健康になる。お金もある程度入るので皆さんにお小遣いもあげられる。元気な高齢者になってもらいたい。

もう一つは、お子さんの数を増やしていかなきゃならない。そのためには、教育費だと思っている。保育園の二人目無料とか、中学生までの入院費無料をやりましたけども、保育園から高校卒業までの教育費をどう下げていくかをやろうと思っています。

質問(佐渡中等教育学校)

二つの質問があります。あいぽーと佐渡を作った目的と、アースセレブレーションから市が手を引くという噂を聞きました。本当ならどうしてなのか教えてください。

回答(市長)

アースセレブレーションは一緒にやっています。鼓童の35周年記念もあり、来年は今までのようにできないということで、市が手を引くということはありません。

あいぽーと佐渡は、地元の人たちから、佐渡汽船が今の場所に移って空いた北埠頭に皆が集まるような場所の要望があって作りました。これからどうやって活用するかが大事です。あれは市民の建物ですので皆さんからいろんな事で活用してもらいたい。

追加質問(佐渡中等教育学校)

あいぽーとのステージが小さくて使い勝手が悪いと聞いたのですが

回答(市長)

確かに小さいけども、大きいことはアミューズメント佐渡もあるので、あいぽーとだけで完結するとは思っていない。ケースバイケースでお使いいただく。

閉会(市長)

今日はこういう時間を使って佐渡をどうしたらよいかということを他人事ではなく、皆さんと我々が一緒になって佐渡を作り上げようと話をしました。皆さんからもどんどん意見を出してもらいたい。できないものはできないと言うけども、できることも一杯あるのでまたこういう機会をお願いしたい。ありがとうございました。

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