今年、市内各地でマイマイガと呼ばれる蛾が例年になく発生しています。
マイマイガの幼虫は森林害虫で、主に広葉樹の葉を食害し、時に大量発生することが知られています。皮膚の弱い方が幼虫に触れると、赤く腫れたり痒くなることがあります。
成虫の寿命は7日〜10日程度と言われています。成虫は人体へ害を与えないと言われていますが、鱗粉がつくと痒くなることがあります。
駆除するためには、卵塊の除去(7月〜翌年3月頃)か、幼虫の駆除(4月〜6月頃)が効果的です。成虫(7月〜8月頃)になると効果的な方法はありませんが、水銀灯の光を好んで集まるため、防犯面に配慮しながらの消灯や、誘虫性が低いとされるLED灯への交換が有効です。
卵塊の除去方法
翌年以降の大量発生を防ぐためには、卵塊をできるだけ除去することが最も安全で効率的です。
成虫は白っぽい外壁を好んで卵を産み付けます。ご自宅や事業所で卵塊を見かけたら、除去にご協力ください。
- 卵塊を覆っている鱗粉が目・鼻・喉に入らないよう、マスク・ゴーグル・手袋などを着用してください。
- へら状のものか半分に切ったペットボトルを使用すると効率的にはがせます。
- 集めた卵は、燃やすごみとして出してください。
- 高所では転落に十分注意し、無理のない範囲で作業してください。
- 電柱や電灯などに登っての作業は危険ですので、絶対に行わないでください。

マイマイガと卵塊

ペットボトルを利用した卵塊の除去方法