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1 観光地域づくりの推進

[平成31年度:2019年度]施政方針(7ページ中:3ページ目)

2019年4月4日、掲載

企画財政部 企画課 政策推進係(0259-63-3802)

本ページの目次
  1. 佐渡観光交流機構と連携した交流人口の拡大
  2. 世界遺産登録に向けた受入体制の強化
  3. 文化・芸術・スポーツの活用

平成31年度は、翌年に2020東京オリンピック・パラリンピックを控え、世界中から日本が注目される機会となっています。日本の各地域では、東京方面に一極集中するお客様をいかに地方に誘客するかが最大のテーマとなっております。このような中、平成31年度の新潟県内の大規模な取組として、新潟開港150周年と国民文化祭、そして、新潟・庄内デスティネーションキャンペーンが予定されております。今回のキャンペーンは「日本海ガストロノミー〜美食旅〜」をテーマとしておりますが、単に「食=食べる」から「食体験=地域を知る」ことに変化が必要であるとされています。新潟県内及び庄内地方が地域としてアイディアを出し、いかにして地域の人たちとの交流を通して地域を知っていただくかがデスティネーション(旅行における目的地)となりえるということに重きが置かれています。

佐渡は、その歴史的な経緯から独特の文化や風習が今もなお受け継がれている地域であります。旅行者のニーズが変化している今は、アイディアと行動力、地域内での連携強化を図ることで、他地域との競争にも勝ち残れるチャンスがあると考えています。

(1)佐渡観光交流機構と連携した交流人口の拡大

平成30年中の観光客数は、対前年0.6%アップの51万9千人と試算しており、わずかではありますが、5年ぶりに観光客の減少に歯止めが掛かりました。また、島内の宿泊者数の目安としている観光旅館に宿泊した延宿泊者数は、約29万人と約6%の伸びを示しました。ここ数年の取組でありました「滞在時間の延長」が徐々に数値として現れてきているものと考えられます。滞在時間の延長は、島内での旅行消費額の増大につながることから、今後も推進していく必要があります。そのため、昨年設立された日本版DMOである佐渡観光交流機構と連携し、観光ニーズを分析するとともに地域住民との協働による観光地域づくりを推進し、何度も訪れたくなる島になる必要があります。

これまでもメディア等を活用し首都圏や県内外でプロモーションを図ってきました。これらの取組による誘客効果も重要です。ただ資金的な限界点があることから地域間競争に勝ち抜くためには多彩な戦略が必要です。お奨めしてくれる人の顔が見える口コミやSNSなどを通じて拡散していくことも、その地域を訪れるきっかけになったり、リピーター確保の手段としても効果的です。

DMOに求められる大きな役割の一つに民間的なマーケティング手法の導入があります。現在、会員数1万6千人を有する「さどまる倶楽部」については、佐渡観光交流機構と連携し、会員特典の付加価値を高めることで2020年度に会員数を3万人に増加させることを目標としております。この「さどまる倶楽部」の会員カードに電子マネー機能を組み込み、「地域通貨」の導入などを進めていくことで佐渡観光の入込み数の増加に結びつけるとともに、獲得できる属性データをフルに活用することで受入体制の強化や新規商品開発につなげていきたいと考えています。

広域的な地域連携についても、友好交流都市との連携などをさらに強化し、何度も佐渡に来ていただける仕組みづくりに取り組むとともに新たな周遊ルートの開発を目的に新潟県や対岸市とともに新たな社会実験にも挑戦いたします。

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(2)世界遺産登録に向けた受入体制の強化

世界文化遺産登録を目指す佐渡金銀山は、先の文化審議会世界文化遺産部会において「縄文遺跡群に次ぐ推薦案件として有力な候補になり得る」との認識が再確認されたところです。ユネスコへの推薦が1か国1候補に絞られるルール変更により、残念ながら今年の国内推薦の審議はなくなりました。2020年に向けた推進運動を続けることになりますが、佐渡金銀山の世界遺産登録に向け、この推薦決定までの一定期間を前向きに捉え、更なる推薦書原案のブラッシュアップを行うとともに、将来のイコモス現地審査やユネスコ世界遺産委員会での審議にも対応できるよう、関係機関との連携を強化し、万全な準備を進めてまいります。

なお、本年4月には、佐渡金銀山のもつ価値や魅力をわかりやすく解説し、現地に残る資産を訪ねるための拠点となるガイダンス施設「きらりうむ佐渡」が開館します。

これを契機として、世界遺産登録後の受入体制の強化を目指し、行政、地域住民、関連機関等の協働により、相川の町と来訪者をつなぐ様々な取り組みを行い、歴史と文化を活かした「鉱山町あいかわ」のまちづくりを目指してまいります。

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(3)文化・芸術・スポーツの活用

観光地域づくりを推進するに当たり、佐渡が誇る文化・芸術資源、豊かな自然を舞台としたスポーツを最大限に活用いたします。

文化・芸術については、昨年7月に発足した佐渡文化財団と連携し、伝統文化等の「継承」「活用」「情報発信」の取組を促進いたします。

また、平成31年度に開催される「国民文化祭にいがた2019」において、佐渡の文化の魅力を生かした取組を行います。

併せて、本市は、ロングライドやトライアスロンをはじめとしたスポーツイベントでは、聖地に近いイメージを抱いて下さる人も多くいらっしゃいます。この地域のイメージを活かすとともに多様化し、深化している顧客ニーズに対し、テーマ性を意識したスポーツと地域の特色が感じられる仕組みを構築し、更なるイメージアップに取り組んでまいります。このため、地域の文化財とサイクリングを組み合わせた環境整備や全国のスポーツイベントを開催している自治体との連携を強化する取組を推進してまいります。

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