「行政評価」って何ですか?
「行政評価」は、市役所の仕事、サービス内容等をチェックし、市民の満足度向上をはかるために、改善すべきものは改善していく仕組みです。
これまでは、計画を立てて、それを実施するという段階で終わってしまうことがありましたが、これからは新たに、実施した内容をチェックして、そしてさらにそれを見直して改善するという作業が追加されるということになります。このように改善などを繰り返していくことを、よくPDCAサイクルという言い方をします。

PDCAサイクルとは、業務の実施にあたって、
- 計画を立て(Plan=プラン)、
- 実行し(Do=ドゥ)、
- その過程や結果を点検(評価)して(Check=チェック)、
- 業務をさらに改善する(Action=アクション)。
という継続的な活動のことです。佐渡市では毎年度、このサイクルを回していきます。
一般的に、「行政評価」には、市長が定めるビジョン・テーマである「政策」と、そのテーマを達成するための計画を示す「施策」、そしてその計画を実行するための手段となる「事務事業」の三つの評価に分類されます。

佐渡市では、事務事業評価の試行から始め、事務事業評価の本格導入、続いて施策評価導入というステップで進めていきます。
佐渡市がめざす行政評価
佐渡市総合計画を効率的、効果的に進めていく手段とし、「行政評価」を通じて、つねに市民ニーズを反映した行政運営へ展開し、市民の満足度向上を目指していきます。
市役所の仕事は、市民の福祉の増進に努め、最少の経費で最大の効果をあげることが法律(地方自治法)でも義務付けられています。
限られた資源(人・物・お金)を効率よく使い、最大の効果をあげることが大切です。
これからは、この「行政評価」を確かなものにし、みなさんと一緒になって、取り組んでいくことが目標となります。
サービスとお金(コスト)
サービスを受けるためには必ずお金(コスト)が必要になります。そして、お金には、直接的なお金(鉛筆代や用紙代など)と間接的なお金(職員の給料など)があります。これらのすべてをサービスにかかわるお金として認識する必要があります。
あたりまえのことですが、市民の視点に立ち、市役所の仕事の役割をはっきりさせて、仕事の改善をくり返しながら、同サービスならより安く、同じお金ならより良いサービスをしていくことが重要です。
サービスとお金(コスト)の関係を次のような図にしてみました。
