はじめに
佐渡市長 高野宏一郎様
行政改革の取り組みを市民に公表し、市民との協働による改革を行います。
自主財源である市税等の徴収確保は重要な課題であり、税負担の公平性の観点からも、法的処分の積極的導入を視野に収納率等を向上させ財源確保に努めます。
また、本年秋のトキ試験放鳥を控え「人とトキとが共生できる美しい島づくり」の実現に向けた環境の保全及び再生活動を一層推進し、地球温暖化対策や廃棄物対策等の環境施策と連携し、目標実現に向けた総合的かつ計画的な推進を図ります。
市民環境部では上記改革理念と方針に基づき、本年度中に取り組む改革を下記のとおり定め、所管職員一丸となって改革の達成に取り組みます。
市民環境部長 金子優
市民課
窓口サービスの充実(集中改革プラン項目:No.46-6)
佐渡市の組織の拡大及び細分化により、窓口における「たらい回し」等の苦情が多く寄せられたことから、市民の方から意見や要望について本庁・支所・施設等でアンケート調査を実施し問題点を把握します。
また、職員から課題や業務改善について提案を募集し改善策を講ずることにより、きめ細かな市民サービスの向上を目指します。
窓口サービスの充実
市民及び職員アンケートにより目標となるサービス項目を検討し、「月間目標」を定め、これを窓口に掲示するとともに、市民からの指摘や評価を毎月職員に紹介し、職員一人ひとりが問題点を意識し、サービス・マナー向上に全庁一丸となって取り組みます。
項目 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成20年度 | |
---|---|---|---|---|
窓口サービスの充実 | 目標 | - | 100% | 100% |
実績 | - | 65.4% |
- 注釈
- 平成19年度アンケート実績です。
税務課
市税等の財源確保(集中改革プラン項目:No.4-1、4-3)
近年の景気低迷等により増加する市税等の滞納額を抑制して市の自主財源の確保を図るため、
- 滞納者に対する電話勧告・個別訪問等の強化
- 給与、動産、不動産等の差押の強化
- 滞納原因の精査・分析による効果的な徴収
- 税専門研修への積極的な参加等による専門職員の育成
などを実行するとともに、口座振替利用の促進(平成19年度47.1%を、平成20年度49.1%に)を図ることにより、収納率の向上を図ります。
収納率の向上
市税の収納率について、1.0ポイントの向上を目標とします。
項目 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成20年度 | |
---|---|---|---|---|
市税の収納率 | 目標 | 93.1% | 91.8% | 92.0% |
実績 | 90.9% | 91.0% |
- 注釈
- 平成19年度実績については、見込値での記入です。
国民健康保険税の収納率について、1.2ポイントの向上を目標とします。
項目 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成20年度 | |
---|---|---|---|---|
国民健康保険税の収納率 | 目標 | 90.5% | 88.8% | 89.0% |
実績 | 87.6% | 87.8% |
- 注釈
- 平成19年度実績については、見込値での記入です。
介護保険料の収納率について、0.3ポイントの向上を目標とします。
項目 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成20年度 | |
---|---|---|---|---|
介護保険料の収納率 | 目標 | 99.1% | 99.1% | 99.2% |
実績 | 98.8% | 98.9% |
- 注釈
- 平成19年度実績については、見込値での記入です。
トキ共生・環境課
地球温暖化対策の取組(集中改革プラン項目:No.23-3)
「佐渡市地球温暖化対策実行計画」に基づき、市の事務・事業に伴う温室効果ガスの排出削減に取り組み、平成20年度は、平成17年度比(基準年)で1,574トン(二酸化炭素換算)の温室効果ガス排出量削減を目標とします。
項目 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成20年度 | |
---|---|---|---|---|
温室効果ガス総排出量 | 目標 | 35,352トン | 34,991トン | 34,500トン |
実績 | 35,439トン | 35,000トン |
- 注釈
- 数値は二酸化炭素換算の量を示します。
- 温室効果ガス総排出量は市の施設における値で、平成17年度からの削減量は、ガソリン使用量で換算するとドラム缶3,392本で基準年比4.3%減になります。
- 平成17年度排出量(基準年)は、36,074トン。(二酸化炭素換算)
グリーン購入の推進(集中改革プラン項目:No.23-4)
再生紙や再生品など、環境に負荷の少ない「環境にやさしい製品・サービス」の調達を進めます。物品等の種類毎に材質等が異なるため、調達の判断基準は市で調達する物品等18分野170品目毎に設けます。平成20年度は、平成17年度比(基準年)で7%の調達率増を目標とします。
項目 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成20年度 | |
---|---|---|---|---|
グリーン購入調達率(平均値) | 目標 | 83.0% | 90.0% | 90.0% |
実績 | 81.0% | 81.0% |
- 注釈
- 平成17年度調達率(基準年)は、83%。
トキ野生復帰への取り組み(集中改革プラン項目:No.23-5)
今秋のトキ試験放鳥に向け、休耕田等を対象としたトキビオトープ整備事業を推進するほかトキの野生復帰をサポートする佐渡トキファンクラブ会員の増加を目指します。
項目 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成20年度 | |
---|---|---|---|---|
ビオトープの整備 | 目標 | 9.0ヘクタール | 15.6ヘクタール | 25.0ヘクタール |
実績 | 9.0ヘクタール | 16.9ヘクタール | ||
冬期たん水の推進 | 目標 | - | 17.5ヘクタール | 40.0ヘクタール |
実績 | - | 30.7ヘクタール | ||
佐渡トキファンクラブ登録会員 | 目標 | 2,000人 | 2,000人 | 3,000人 |
実績 | 324人 | 2,200人 |
- 注釈
- 平成19年度実績については、見込値での記入です。目標数は累積数です。
廃棄物対策課
ごみの減量化、再資源化の推進(集中改革プラン項目:No.23-6)
ごみ総排出量の減量化
ごみの分別収集の拡大及び再資源化を推進するため、平成21年度実施に向け、実施計画の策定を目指します。ごみ総排出量を平成19年度の処理実績から900トンの減量を目指します。
項目 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成20年度 | |
---|---|---|---|---|
ごみ総排出量 | 目標 | 24,387トン | 24,234トン | 24,000トン |
実績 | 25,306トン | 24,900トン |
- 注釈
- 対象となるごみの種類は、クリーンセンターへの搬入ごみと集団回収(古紙)です。実績と目標量には、ボランティア活動によるごみの回収量を含みます。(19年度見込106トン)
1 - リサイクル率の向上
古紙の集団回収及び発泡スチロールのリサイクルを推進するなど、リサイクル率の向上を図ります。
項目 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成20年度 | |
---|---|---|---|---|
リサイクル率 | 目標 | - | 17.0% | 18.0% |
実績 | 15.6% | 17.0% |
- 注釈
- リサイクル率(%)=再資源化量÷年間排出量×100で算出します。
2 - レジ袋の減量化
平成19年度開始した「レジ袋ゼロ運動」を引続き実施し、協力店舗の拡大及びマイバッグ運動を推進し、マイバッグ持参率90%を目指します。
項目 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成20年度 | |
---|---|---|---|---|
マイバッグ持参率 | 目標 | - | 80.0% | 90.0% |
実績 | - | 80.0% |
3 - 使用済み乾電池の分別回収
使用済み乾電池の回収について、ホームページ及び広報誌を通じ0.7トン増の23.0トンの分別回収を目指します。
項目 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成20年度 | |
---|---|---|---|---|
使用済み乾電池の分別回収量 | 目標 | 14.0トン | 22.0トン | 23.0トン |
実績 | 20.8トン | 22.3トン |
- 注釈
- 単1乾電池に換算して約16万1,594本。
し尿処理手数料収納率の向上(集中改革プラン項目:No.4-3)
口座振替制度の推進、収納委託員との連携強化及び職員による年3回の夜間徴収を実施するなど新たな滞納者の発生防止に努め、し尿処理手数料収納率1.4ポイントの向上を目指します。
項目 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成20年度 | |
---|---|---|---|---|
し尿処理手数料の収納率 | 目標 | - | - | 100% |
実績 | 98.0% | 98.6% |