- 日時
- 平成24年8月23日(木曜日)13時30分〜17時20分
- 場所
- 佐渡市役所 第2会議室
- 出席者
14人(事務局含め)
- 推進委員(9名):会長(西川委員)、職務代理(臼杵委員)、委員(伊東委員・加藤委員・斎藤委員・佐々木委員・野口委員・橋本委員・谷地田委員)
- 市役所:事務局(行政改革課職員5名)
- 内容
- 開会
- 会長あいさつ
- 議事
- 平成23年度集中改革プランの答申書の作成について
- 平成24年度集中改革プランの重点項目について
- その他
- 次回、委員会開催日について
- 閉会
開会
行政改革課長から会議の開会
会長あいさつ
西川会長より挨拶
議事
西川会長より進行
平成23年度 集中改革プランの答申書の作成について
平成23年度 集中改革プラン重点項目6項目の答申書(案)について審議しました。
- 注釈
- 以下、文中のリンクは、第2次行政改革大綱実施計画(集中改革プラン)(平成22年3月策定)の中の該当項目へリンクしています。
「2-2:事務事業の再編・整理」について
委員からの主な意見
- 委員
答申する内容は、答申を受ける市役所側がどう業務に活かせるかで、後は、委員の意見が反映されていれば良い。
「2-3:補助金の見直し」について
委員からの主な意見
- 委員
「補助金の外部評価等の取り組みは評価する」と「補助金の額が上回っているのは問題である」とでは内容がつながらない。
- 委員
評価する内容が具体的でないため、わからない。
- 委員
補助金総額が計画額より上回っているのは問題。しかし、一部評価できる部分がある。
- 事務局
最初に問題点をあげ、その後に評価できる部分をあげる表現に変更します。
「補助金総額が計画額より上回っている点は問題である。」を最初に記載し、「外部評価等一部取り組みは評価できる」でいかがか。
(委員了承)
- 委員
「市民目線で見直す」という表現は、具体的にどういうことかわからない。表現はカッコよいが、受け取った側はどうすればよいかわからない。
- 委員
市民目線というと、補助金をもっと出してほしいと思っている人もいる。
- 事務局
市民目線というと聞こえがよいですが、実際、費用対効果の面を考えると逆の面が多いようです。「費用対効果をしっかりと検証した」ではいかがか。
(委員了承)
委員から地域振興課への主な意見
- 委員
「前進に結びつかない。」という表現では、「結びついていないので仕方ない。」ととられる。委員会として答申できない。「結びついていない。」であればよい。
- 委員
前進に結びつく仕事をしていないと答申すべき。
- 委員
「結びつかない。」という表現は、第三者的表現。
- 事務局
地域振興課の評価は、地域イベントに対する補助についての評価です。補助率統一が進んでいない等の課題は簡単に解決できない。などの意見があります。
- 委員
課題を解決するよう努力してもらう。ということ。
- 委員
課題が簡単に解決しないのは、どの部署でも同じ。言い訳にしてはいけない。
- 委員
課題に対してどうチャレンジしているかが大事。
委員から交通政策課への主な意見
- 委員
「望みます。」の表現は、推進委員会としてふさわしくない。
- 会長
費用対効果を検証はすべき。その結果どうなのか。
- 事務局
「効果的な事業展開をすべきである。」でいかがか。
(委員了承)
委員から観光商工課への主な意見
- 委員
「一生懸命取り組まれており」は不要。「不十分」という表現もある。
- 委員
簡潔明瞭に記載すること。「一定の効果」と「不十分」とは内容は同じ。
- 委員
補助率削減が一定の成果をあげていない。取り組みが一定の成果をあげている。補助額は減っていない。「取り組みは評価できる。」としたほうがよい。
- 委員
推進委員会としては、取り組みの努力と結果も重視しなければいけない。
- 委員
補助の一律削減が良いのかどうかわからない。頑張っている・いないでメリハリをつけるべき。
- 会長
「一生懸命取り組んでいる」は削除します。補助額の取り組みは不十分。
- 事務局
「一定の効果をあげているが、補助金削減については不十分である。」でいかがか。
(委員了承)
「7-2:外郭団体等の見直し」について
委員から社会福祉課への主な意見
- 委員
社会福祉課は社会福祉協議会以外にも関係する団体がある。
- 事務局
社会福祉課の評価については、社会福祉協議会に対する取り組みです。
委員から高齢福祉課への主な意見
- 委員
答申案「行っていないのではないか。」と疑問文はここだけ。
- 委員
「助言・指導を行っていないのではないか」の表現は、内容を知っていてのものか。根拠があれば良い。
- 委員
取り組み内容の十分な把握、裏付けがあれば、疑問形でもよい。
- 委員
「補助額が最低限」の意味は。
- 事務局
国が2分の1、市が2分の1と決まっています。それを超えての補助はしないということです。
委員から観光商工課への主な意見
- 委員
観光協会、商工会については推進委員会で触れる内容ではない。権限を逸脱している。別組織の人達。我々は補助金を出している観光商工課へ意見すべき。
- 委員
統合に関する内容は、商工会に関すること。連合商工会の働きかけに含める。
- 事務局
「施策支援と人材育成、統合推進に力を入れてもらいたい。」でいかがか。
(委員了承)
- 委員
観光協会へは、既に職員が出向しているが“行政支援"でよいか。
- 事務局
自立を促すために市の職員が出向しています。
- 委員
「効率的な行政の支援」としたらどうか。
委員から農林水産課への主な意見
- 委員
「PDCAサイクル」という表現は、市民はわかりにくい。別の表現がよい。
- 事務局
改善の仕組みです。「改善を効果的に」でいかがか。
(委員了承)
- 委員
農作業実施困難者の受託は、市役所か。
- 事務局
農業公社です。
- 委員
農業公社ではなく農林水産課への意見なので、「農業公社に対し」とすべき。
「8-3:各種委員会や諮問機関等の見直し」について
委員からの主な意見
- 委員
評価結果「改善が必要」と答申内容はあっている。答申案でよい。
「9-1:定員適正化計画の推進」について
委員からの主な意見
- 委員
定員適正化計画の推進に「PDCAサイクル」という表現がある。PDCAサイクルは何か事業を行うときに使う言葉。
- 会長
計画通り着実にやっています。という表現にすればよい。
- 事務局
「計画に沿った」という表現でいかがか。
(委員了承)
- 委員
「市民サービスに齟齬を来たさない」は、職員が減ればサービスが低下するのは当然のこと。
- 事務局
「市民サービスが極力低下しないように」でいかがか。
(委員了承)
- 委員
市民サービスが極力低下」と「サービス低下を極力招かない」は内容が重複している。
- 会長
1つにまとめます。
「10-2:市民指向型意識の醸成」について
委員からの主な意見
- 委員
「トップがほめる」という表現から「給与に反映されるシステム」に替えてもらいたい。
- 会長
給与や賞与に反映されるほうがよい。人事の中に反映してもらいたい。
- 会長
民間手法を取り入れた研修会とは具体的に何か。
- 委員
既にいろいろとやっている。
- 会長
「おしごと改善グランプリ」など。
- 委員
職員アンケートに回答しない職員には、上司が責任を持ち応えない職員を追求し、回答率を上げる必要がある。アンケートに回答するのは当然のこと。
- 委員
良いことはほめ、悪いことは指導することが必要。
全体のまとめについて
委員からの主な意見
- 委員
「計画的な職員の採用、削減」ではなく、「定員適正化計画」としたほうがよい。既にある言葉を利用した方がよい。新しい言葉は増やさない。
- 委員
行政改革課のリーダーシップのほかに各課の更なる協力体制、意識の改革を入れてもらいたい。行政改革に対する意識をあげる表現を入れてもらいたい。
- 事務局
「各課は、行革意識を持って真摯に取り組むべきである。」でいかがか。
(委員了承)
- 委員
市長へ答申なので、「市長のリーダーシップのもと」としたほうがよい。
- 事務局
「市長のリーダーシップのもと、行政改革課がつなぎ役となって」でいかがか。
(委員了承)
答申書作成後、16時から市長応接にて西川会長から甲斐市長へ平成23年度 集中改革プランの進捗管理について答申書を手渡しました。
平成24年度 集中改革プランの重点項目について
今年度の集中改革プランの進捗管理について評価する重点項目を審議した結果、次の8項目が決定しました。(事前に重点項目の候補として、各委員が10項目程度選考しています)
- 2-2:事務事業の再編・整理
- 2-3:補助金の見直し
- 7-2:外郭団体等の見直し
- 8-2:支所等出先機関の統廃合による機能の充実
- 8-3:各種委員会や諮問機関等の見直し
- 9-4:人事考課制度の適切な運用
- 12-2:広聴機能の充実
- 12-3:地域コミュニティ活動の推進
委員からの主な意見
- 委員
「8-2:各種委員会や諮問機関等の見直し」は目標数値がない。どう見直しすればよいかわからない。
- 会長
無駄な委員会が多い。全体の額を減らす等の目標設定を踏まえて項目とすればよい。今年は目標設定してもらいたい。
- 委員
「3-2:収納率の向上」と「3-1:滞納対策の強化」は関連する項目。一緒にして評価項目としてもよいのでは。
- 事務局
それぞれに数値目標があり、取組内容も異なります。滞納対策は、差押、競売。収納率は、現年度、過年度に分けて取り組んでいます。滞納者を増やさないのが目標です。現年度の収納率をこれ以上下げないことで取り組んでいます。
- 会長
目標としては、別々であるが仕事の内容はリンクしている。
- 委員
そもそも重点項目としてあげる必要があるかどうか疑問。これらの項目は目標数値があり、滞納を増やさないよう粛々と取り組めばよいだけ。
- 会長
取組状況を見ると一生懸命取り組んでいるので、敢えて重点項目とする必要があるかという意見もある。
- 委員
昨年度が良い評価であれば、今年は重点項目から外すことも考えられる。
- 委員
「2-3:補助金の見直し」が毎年候補にあがるのは、全体的な改善ではなく、ピンポイントで改善を求める課があるのではないか。
- 会長
得票数の多い8項目とします。
- 委員
「8-2:支所等出先機関の統廃合による機能の充実」は何を評価すればよいかわからない。統合について粛々と取り組んでもらえればよい。
- 会長
例えば、統廃合に向けて住民説明や本庁との違い、どう充実させるのかなどでもよいのではないか。
- 事務局
支所等出先の関係は、当初立てた支所数等の目標値はありますが、方針が変わってきています。1年かけて定員計画や財政計画など見直しを行う方向です。
- 委員
変わる可能性のある項目を重点項目としてもよいか。
- 委員
切り詰めることばかりが行政改革ではない。地域の清掃など難しくなっている。それを地域にあるサービスセンターが前向きに検討する市長になったのだから、それを応援する行革委員会でもよいのではないか。
- 事務局
合併してから多かったものを減らす方向で取り組みましたが、この後は、佐渡をどう維持していくか考える必要があります。それには財政的な裏付けが必要。職員配置には財政的なものがないと何人配置できるかわかりません。
- 委員
変わる可能性は、当然あり得ること。
- 会長
支所等の方向性が変わることはわかりますが、へき地などの人は困っている現状もあります。ヒアリングしながら、方向性に間違いないかみていきます。
- 委員
「委員が見ています。」と示すことも大事。
- 会長
「8-2:支所等の出先機関の統廃合による機能の充実」は重点項目とします。
- 委員
何を見て、何を評価するかをしっかりとしないといけない。
- 会長
「12-3:地域コミュニティ活動の推進」は、地域の様々な問題にどこまでバックアップするかなど重要な項目。「2-2:事務事業の再編・整理」、「7-2:外郭団体等の見直し」は引き続き重点項目とします。
「9-4:人事考課制度の適切な運用」は新しい項目。
- 委員
人事考課制度、反映しているとあるが、評価面でも中々統一した目線が難しいところもある。メリハリのある評価も難しい。
- 委員
能力のある人が働いてもらわないと困る。
- 事務局
能力の定義をしっかりとできれば良い。窓口担当している人と市の政策に携わっている人とをどう評価しますか。
- 会長
このような項目を私たちが評価することか。
- 委員
システム構築が大事。年功序列主義ではいけない。能力のある人を登用と市長も言っている。
- 事務局
仕組みは出来ています。運用と反映については把握していません。
- 会長
個人を評価するのではなく、システムがしっかりと運用されているか評価するということ。「12-2広聴機能の充実」はどうするか。
- 委員
重点項目としてもらいたい。
その他
次回の日程について、説明しました。次回開催日を10月中旬(予定)としました。
閉会
職務代理より、閉会の挨拶