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フィリピン共和国「イフガオ州の棚田(ジアスサイト)」視察報告の記録

平成24年1月9日〜16日

2012年2月27日、掲載

農林水産課 農業政策室 生物共生推進係(0259-63-5117)

国連食糧農業機関(FAO)のパルビス・クーハフカン土地・水資源部長が佐渡を視察された際に、フィリピン、イフガオ州の棚田について「先進国の技術支援(農機具等の提供など)による国際貢献ができないか」と提案されました。

佐渡とともにジアスに認定された能登地域の金沢大学が、イフガオ州で「世界農業遺産(ジアス)支援事業」を開催することもあり、現地視察を兼ねて支援事業(ワークショップ)に参加することになりました。

視察の目的

視察者

佐渡市

高野(市長)、計良(総務課 秘書係長)、山本(農林水産課 生物多様性推進室長)

佐渡農業協同組合

高橋氏(経営管理委員会 会長)、山本氏(両津支店 農機車両課長)

日程

平成24年1月9日(月曜日)〜16日(月曜日)

9日
移動(佐渡〜成田〜マニラ)
10日
  • FAOフィリピン事務所を訪問。鶴見所長と意見交換
  • 環境天然資源省を訪問。総括ディレクター:エドウィン・ドミンゴ氏と意見交換
  • 土壌・水管理局を訪問。シルビノ・テジャダ氏と意見交換
11日
移動(マニラ〜キアンガン)
12日
  • イフガオ州知事(ユージーン・バリタン氏)と意見交換
  • ホンデュワン棚田でホンデュワン市長(ヒラリオ・ブマンガバン氏)と意見交換
13日
  • 金沢大学と合流
  • バナウエ棚田でバナウエ市長(ジェリー・ダリポグ氏)と意見交換
  • キアンガン棚田でキアンガン市長と意見交換
14日
イフガオ州立大学で開催された金沢大学ワークショップに参加
15日
移動(キアンガン〜マニラ)
16日
移動(マニラ〜成田〜佐渡)

左から、高野宏一郎(佐渡市長)、メリー・ジェーン氏(FAO)、ユージーン・バリタン氏(イフガオ州知事)、高橋一五氏(JA佐渡経営管理委員会会長)。

キアンガンの棚田

キアンガンの棚田。

左から、高野宏一郎(佐渡市長)、ヒラリオ・ブマンガバン氏(ホンデュワン市長)。

ホンデュワンの棚田

ホンデュワンの棚田。

手前左から、ジェリー・ダリポグ氏(バナウエ市長)、高野宏一郎(佐渡市長)、中村浩二氏(金沢大学学長補佐)。

バナウエの棚田

バナウエの棚田。

金沢大学ワークショップのようす

金沢大学ワークショップのようす。

金沢大学ワークショップで発言する高野宏一郎(佐渡市長)

金沢大学ワークショップで発言する高野宏一郎(佐渡市長)。

市長からの視察報告

市長記者会見(平成24年1月18日)より

去る1月9日(月曜日)から16日(月曜日)にかけて、2005年にジアスサイトに認定されている、フィリピン・ルソン島北部、コルディデーラ行政地域の山岳地帯に広がる棚田群、通称「イフガオの棚田」を視察いたしました。

視察の目的は、昨年(平成23年)6月に佐渡と能登がジアスサイトに認定された際に、佐渡へ来島した、FAO(国連食糧農業機関)パルビス・クーハフカン土地・水資源部長から提案いただいた、先進国の技術支援による国際貢献と、世界各地のジアスサイトとの知識や経験の交流を通じて、佐渡の生物多様性農業を世界へ発信したいというものでした。

そのため、今回の視察には佐渡農協の高橋会長と農機担当者も同行していただきました。

イフガオの棚田は、1995年ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されましたが、近年若者の都会への流出による人手不足によって耕作放棄された田んぼや、無秩序な住居の建築などで景観の維持が課題となり、2001年にはユネスコの世界危機遺産にも登録されるなど、極めて異例で問題のある世界遺産です。

棚田のあるイフガオ州は、コルディデーラ行政地域6州の一つで、11市175村で構成されています。州の人口は約18万人、ジアスの指定対象地域は約6万8千ヘクタールとなっています。

今回はFAO、フィリピン政府関係機関等の全面的な協力により、現地イフガオ州知事(ユージーン・バリタン氏)やホンデュワン市長(ヒラリオ・ブマンガバン氏)、およびバナウエ市長(ジェリー・ダリポグ氏)などとイフガオ族の稲作現場を視察しながら意見交換させていただきました。

また、我々の視察と日程が偶然重なったことから、金沢大学(能登地域)、フィリピン大学、イフガオ州立大学とのワークショップにも参加し、佐渡の生物多様性農業をプレゼンテーションしてまいりました。

イフガオ・佐渡・能登の3サイトが集まり相互理解を深め、今後の協力体制について、現地で活動するNGOや大学研究者ともジアスサイト同士のネットワークづくりについて話し合うことができました。

今後は、FAO、政府関係機関や大学、現地NGOとのネットワークを通じて緊密に連絡をとりながら、佐渡農協とも連携して農機具等の支援ができないか考えています。

イフガオサイトとの協力関係を結ぶことで、佐渡のジアスサイトの価値を高めていけるよう取り組んでまいります。

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